フレッツ光の人

今日、電気量販店で買い物をしていました。 HDDのコーナーを見ていたのですが、安いものを探しているうちに気づけば隣のWi-Fiルーターのコーナーに来ていました。 あ、ここじゃないわ、とHDDのコーナーに戻ろうとしたその時、

『Wi-Fiルーターお探しですかっ！？』

フレッツ光の人が、まさに光の速さで話しかけてきました。 Wi-Fiルーターのコーナーにいたら、蟻地獄のように捕まる仕組みなのか… あまりの速さに若干ビクッとして、

『あ、HDD探してて…』
『あー…HDDですかー…』

気まずくなりました。 専門外だけど話しかけたからには後には引けない店員と、話しかけてくれた善意に対して説明は結構ですとは言えない客という微妙な関係になってしまいました。

『よ、用途はなんでしょう？』
『あ、普通にパソコンのデータが写真とかで一杯になってきたので、移したいんです。』
『動画とかもあるのであれば、容量は大きめの方がいいかもしれませんねー。』
『そうですねー。』

お互いに当り障りのない会話を無理して続けているというオーラがにじみ出ていました。 そして、会話を続けているうちに、

『それでは、お客様にはこれがいいかもしれませんね。』
『じゃあちょっと考えてみます！ありがとうございました！』
『はい、ありがとうございました！』

よし！話終わった！ 店員さんの方も、専門外だけど無事解決したぜ！みたいな顔をしていました。 なんだか非常に申し訳ない気持ちになりました…